合計7体の立体を制作させていただきました。このシリーズのキャラクターの命ともいえる赤い目を再現するためにLEDを内蔵しています。LEDが切れると大切開手術が必要でしたが展示期間中切れることもなく無事展示を終えることが出来ました。
柱から「にゅるっと」出てきてる表現であったため後ろから一体でゴム成型する事ができました。CGでは細かいパーツまで一個一個作りこみましたが最終的には半分以上の部品が「にゅるっと」した造形の中に埋もれてしまいました。
3Dプリントした原型をシリコン型で型取りする前に成型の事を考えて粘土で埋めてもらった部分が多々あります。
こうゆう実制作の職人の技があることで、CGではできなかった部分、思いつかなかったこと、見えなかった部分を補ってもらっています。着色したゴムで成型された直後の製品にも独特の透明感があってとてもかっこ良く感じました。
素材の持つ力を再認識できた瞬間です。これからは塗装で覆ってしまわない、素材の持つ力を感じられる製品作りも努力して挑戦していきたいと考えています。