業務の流れと自社設備
FES株式会社では、立体造形物の製造以外にも3DCG製作やその他関連業務も承っておりますが、以下のコンテンツでは、弊社が立体造形物を製作する一般的な流れについてと、一連の業務の中で使用している弊社の自社設備をご紹介いたします。
-
まず最初の工程では、思い描く形を2D・3Dソフトウェアなどを利用しながらデジタルデータとして見えるカタチにしていきます。
この工程では立体物のデザインはもとより完成品の設置場所・設置環境なども考慮し、また場合によっては実際の現場全体を3Dスキャンするなど、最終形を細部まで想定しながらデータ化していきます。 特に大型立体物を製作する際には内部に鉄骨などの補強が必要な場合もあり、その際の安全性への配慮など緻密な計算や詳細な設計が必要となります。- 2D
- イラストレーター
- フォトショップ
- 3D
-
- ライノセラス
- 8ライセンス
-
- Zbrush
- 3ライセンス
- ブレンダー
- Geomagic Wrap
- VoxelDance Additive
- 3Dスキャナー
-
- HDアドバンス
- 1台
- FARO Focus3D s120
- Whale 3DMaker Pro
-
作成したデータをもとに立体物を実際にカタチにしていきます。
EPS(発泡スチロール)をロボットアームや自社開発のCNC切削機などで削り出す方法に加え各種樹脂・砂を使った3Dプリンターなどを用い、上記設計で算出した数値に合わせてベースとなる立体物を製作します。- CNC切削関連
-
- Kawasaki ZX200S
- 6axis+2axis
- 1台
-
- 自社製作3軸熱線カッター
- 1台
-
- 自社製作3軸エンドミル切削機
- 5台
-
- ファイバーレーザー切断機
- 1300×2500
- 1台
-
- ファイバーレーザー溶接機2000㍗
- 1台
- 3Dプリンター関連
-
- FDM
- 300×300×300
- 1台
-
- SLA
- 800×800×500
- 1台
-
- SLA
- 小型機
- 5台
-
- SLS
- 381×330×457
- 1台
-
- サンドプリンター
- 1200×1000×600
- 1台
-
- 真空含浸装置
- 1500φ×2000
- 1台
-
- 超音波洗浄装置
- 1000×1000×600
-
切削・出力された立体を必要な強度に合わせFRP化、塗装などを施して立体物としての完成形を目指す工程です。
FRP化においては従来からあるガラス繊維以外にもカーボン繊維を用いるCFRPなど、屋内外を問わず設置環境や設置期間などを考慮しながら立体物を強化します。そして最終的に、見るものに感動を与えるような色や質感を目指して仕上げていきます。- FRP成形・塗装
-
- エアーコンプレッサー
- 8台
- 真空ポンプ
- 近紫外線照射器
-
- サンドブラスト機
- 900×600×800
- 1台
-
- 真空ブロー成型機
- 1200×900×450
- 1台
-
- 100℃焼成窯
- 1600×600×1700
- 1台
-
- 塗装ブース
- 6000×4000×2400
- 1台
- 電動回転台
-
出来上がった立体物を納めていきます。場所は美術館や博物館の一角、ビルの壁面、テーマパークなど多岐に渡ります。私たちの納品はただ単に製品をお渡しするだけではなく、ご希望の場所に望まれる姿で立体物を設置することも大切な作業となります。また弊社では大型立体物のみではなく、手に取れる様なサイズのものまで幅広く承っております。ご希望のイメージをカタチにしてそれを崩すことなく皆様にお届けできるように努めております。
- 荷役
-
- フォークリフト
- 1台
-
- 小型高所作業車
- 1台
-
- 工場内クレーン
- 5台
-
- スズキエブリィ
- 1台
-
- 三菱ミーブEV
- 1台
-
弊社では各種素材・材料の研究や開発にも着手しており、最終型に求められる不燃性・耐久性などをさらに高めて造形物の可能性を追求するチャレンジも行っています。
- 材料開発
-
- 2軸混錬機
-
- 芝浦機械
- 18φ
- 1台
-
- 2軸混錬機
-
- テクノベル
- 15φ
- 1台
-
- サイクロンミル粉砕機
- 1台
-
- 分級機
- 1台
-
- 乾燥炉
- 2台