以前から何度かご依頼を受けているお客様からの特急案件。
廃業される業者様から受け継いだ真空成型機を利用して
オリジナルのお面の制作をさせてもらいました。
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- A. 3Dデータ作成
- B. サンドプリント雄型
- C. バキューム成型
- D. トムソン型
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- E. 塗装
- F. 塗装完成
- G. 樹脂プリント品
場所は京都の二条城の前。「#FR2」初の飲食店のオープンに向け、メインキャラクターの京都版を作ってほしいとの依頼がありました。最初は樹脂プリント品(画像G)を作成し依頼主様に形状の許可をいただいてから、とりあえずオープンまでの1ヶ月の間に何個つくれるのかを社内で相談・検討いたしました。ですが、件の真空成型機は扱い方も分からず、均一に成形することもままならないような状態でした。当初はお面の図柄が印刷されたシートを使って成形するという方法にチャレンジしてみたのですが、それについては早い段階で諦める事となってしまいました。これが出来ていれば、もっと安く多量に作ることが出来たと思います。また、この案件が決まったのと同じ頃、社内では導入して間もないサンドプリンターの稼働テストを行っていました。サンドプリント製品は多孔質という事もあり、バキューム成型の雄原型に使えないか、と実験してみたところ、うまく利用することが出来ました。この様なサンドプリント品の新たな使い方の発見は、弊社にとっては嬉しい二次副産物となりました。結局、50枚という超少量生産で1枚あたりの単価はびっくりするぐらい高いものになってしまいましたが、スタッフの皆様が出来上がったお面をお祭りの時のように頭に斜めがけしたりと、オープン時の雰囲気作りに一役買うことが出来ました。
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