REMA 像プロジェクト

自社所有のサンドプリンターを用いてアーティスト・REMA様の大型彫像を製作しました。
高さが 3.6mの作品をどのように創りあげるか、作家さんとの度重なる打ち合わせの中、設置場所の耐荷重制限等、様々な難問にぶち当たりました。中でも一番の苦労は砂で薄くプリント出力したままでは弱すぎるという事でした。
通常、多くの砂型は型枠の中で押し固めるような方法で作られており、そこに高温で溶かした金属を流し込む迄の間そのカタチを保ち、流し込んだ金属が冷えて固まると砂型を破壊して中身を取り出します。このような工程を目的としているため、砂型自体は壊れるように作られています。
そこで弊社ではプリント出力された砂型に対し、先ずは窯で焼き入れを行い、その後表裏両面から補強材を含侵させる事で砂型の形状を保持さたせることができました。

この作品は作家さんの意向で敢えて塗装をしていません。それは、プリント出力時に使う樹脂が無色化し砂の本来の色に戻ってゆく様や、この0.2㎜の砂で造形された集合体がいつかバラバラになってしまうかもしれない、と言うこともこの作品の一部とされているからです。
そんなハカナサもこの作品からは伝わってくるのではないでしょうか。