SDGs行動宣言を公開いたしました

京都市が金融機関や関係団体などと連携し、SDGs推進や地域課題解決に積極的に取り組む事業者など、公と民が一体になって支援する仕組みとして「きょうとSGDsネットワーク」を創設いたしました。私たちFES株式会社もその趣旨に賛同し、SGDs行動宣言を掲げました。

本サイト内「未来への取り組み」ページからご覧いただけます。

増田セバスチャン様

先輩の紹介から、アーティスト・増田セバスチャン様プロデュースによる店舗装飾のお手伝いをさせていただく機会を得ました。

日本で展示されていたものが海外に持って行かれたという事はこれまでに経験しておりました。そういった案件はHP等での情報公開がNGな場合も多いのですが、今回はアーティストご本人にご快諾いただいた上で紹介させていただきます。

HP上で公開できない案件などについては、ご連絡いただければご覧いただくことが可能です。お気軽にお問い合わせください。

場所はニューヨーク、「ちょっと補修に行ってくる」というようなことが出来ないくらい離れています。最初から海外でお披露目という案件はこちらが初めてでした。

天井から吊られている猫3匹と口紅型の照明器具を製作させていただきました。
3匹の猫たちはゆっくりと回転するような仕掛けになっており、それぞれ顔の後ろ側が寿司のネタであったり唇であったりと、まずはその奇想天外なデザイン画から見せていただきました。全体の色使いはパステル調で、マグロの上には緑のソースが掛かっていたりシャリも青やピンクで描かれており、それは私たちの常識をくつがえすものでした。

ニューヨークと日本を行き来されているセバスチャン氏とは、京都の山奥にある弊社に何度も来ていただき入念に打ち合わせを行いました。お話を伺っていて、私たちは今回のお話が商業立体造形物でありながら作家性が滲み出てくる作品であると感じ、それを表現するためには工夫が必要だと考えました。ポイントは不思議なタッチで描かれた「猫の目」と設定し、そこで通常の制作方法の目と瞳孔部分を凹んだ形状にしてエポキシ樹脂を流し込んだサンプルをいくつか制作して検討していただきました。最終的に宇宙のフィルムを瞳の裏部分に仕込んで内側から照らす内照式となりました。

従来製法で作られた目
試行錯誤の変遷
成型によって気泡ができてしまうトラブルや熱収縮対策のため2回に分けて注型する手間など、いろいろなことがありました。

高さが50センチほどの大きいリップスティックは実際に天井に吊られる照明器具として成立させる必要があり、当初はマスター原型を一つ作って型取り・FRP成形という方法で考えていましたが、内部の照明灯故障の際の交換を含むメンテナンス性や周りに付くダイヤモンドの飾りの固定方法、製品の色ごとの入角、塗り分け時のマスキング作業、最終製品における気温などによる変形を考慮し再度リップの設計をしなおしました。最終的に、先端部分は透明FRP、円柱部分は塩ビ管、リングなどは3Dプリント、という仕様で対応しました。写真ではわかりづらいですが、初めて使う塗料(㈱オリジンのミラー調塗料)のおかげもあり、とても高級感のある仕上がりに持っていくことが出来ました。

今回も初めてのことだらけな案件ではありましたが、ニューヨークでは3000人もの予約待ちがあるそうで我々としても嬉しいかぎりです。

REMA 像プロジェクト

自社所有のサンドプリンターを用いてアーティスト・REMA様の大型彫像を製作しました。
高さが 3.6mの作品をどのように創りあげるか、作家さんとの度重なる打ち合わせの中、設置場所の耐荷重制限等、様々な難問にぶち当たりました。中でも一番の苦労は砂で薄くプリント出力したままでは弱すぎるという事でした。
通常、多くの砂型は型枠の中で押し固めるような方法で作られており、そこに高温で溶かした金属を流し込む迄の間そのカタチを保ち、流し込んだ金属が冷えて固まると砂型を破壊して中身を取り出します。このような工程を目的としているため、砂型自体は壊れるように作られています。
そこで弊社ではプリント出力された砂型に対し、先ずは窯で焼き入れを行い、その後表裏両面から補強材を含侵させる事で砂型の形状を保持さたせることができました。

この作品は作家さんの意向で敢えて塗装をしていません。それは、プリント出力時に使う樹脂が無色化し砂の本来の色に戻ってゆく様や、この0.2㎜の砂で造形された集合体がいつかバラバラになってしまうかもしれない、と言うこともこの作品の一部とされているからです。
そんなハカナサもこの作品からは伝わってくるのではないでしょうか。

サンドプリント「完成予想CG図」ページを公開いたしました

弊社で紹介している「壁面レリーフ3D形状の提案」の要素を元に、実際の施工をシニュレートしたCD画集を特設ページにて公開いたしました。

サイト上部メニューから「サンドプリント」ー『完成予想CG図』をクリックするか、以下のリンクからご覧いただけます。

完成予想CG図

兎珈琲様

以前から何度かご依頼を受けているお客様からの特急案件。
廃業される業者様から受け継いだ真空成型機を利用して オリジナルのお面の制作をさせてもらいました。

  • A. 3Dデータ作成
    B. サンドプリント雄型
    C. バキューム成型
    D. トムソン型
  • E. 塗装
    F. 塗装完成
    G. 樹脂プリント品

場所は京都の二条城の前。「#FR2」初の飲食店のオープンに向け、メインキャラクターの京都版を作ってほしいとの依頼がありました。最初は樹脂プリント品(画像G)を作成し依頼主様に形状の許可をいただいてから、とりあえずオープンまでの1ヶ月の間に何個つくれるのかを社内で相談・検討いたしました。ですが、件の真空成型機は扱い方も分からず、均一に成形することもままならないような状態でした。当初はお面の図柄が印刷されたシートを使って成形するという方法にチャレンジしてみたのですが、それについては早い段階で諦める事となってしまいました。これが出来ていれば、もっと安く多量に作ることが出来たと思います。また、この案件が決まったのと同じ頃、社内では導入して間もないサンドプリンターの稼働テストを行っていました。サンドプリント製品は多孔質という事もあり、バキューム成型の雄原型に使えないか、と実験してみたところ、うまく利用することが出来ました。この様なサンドプリント品の新たな使い方の発見は、弊社にとっては嬉しい二次副産物となりました。結局、50枚という超少量生産で1枚あたりの単価はびっくりするぐらい高いものになってしまいましたが、スタッフの皆様が出来上がったお面をお祭りの時のように頭に斜めがけしたりと、オープン時の雰囲気作りに一役買うことが出来ました。

https://www.instagram.com/_usagicoffee/

サンドプリンターによる造形物の受注を開始しました

弊社において、かねてより進めておりましたバインダージェッティング方式による3Dプリンターの設置導入が完了いたしました。

上記につきまして、当サイト内「事業内容」項目に「サンドプリント」事業の紹介ページを追加いたしました。

本サイトからの一般受注も開始いたしました。

サンドプリント紹介ページへのリンクは「こちら」からご覧いただけます。

「OSAKAゼロカーボンファウンデーション」に参加いたしました

弊社が取り組んでおりますSDGsの活動の一端として、我が国が目指す2050年の脱炭素化社会実現における先導的な役割を果たしていくことを目的して設立された「OSAKAゼロカーボンファウンデーション」に参加いたしました。


「OSAKAゼロカーボンファウンデーション」メインサイトへ

「OZCaF参加団体」紹介ページへのリンク

弊社のエネルギーへの取り組みの一部が紹介されました

株式会社ボーダレス・ジャパン様のサイトにて、弊社のエネルギーへの取り組みの一部が以下のリンク先にて紹介されました。

記事へのリンク
『FES株式会社のオフィスと工場にハチドリ電力の電気を提供 〜CO2ゼロの自然エネルギーで地球温暖化防止に貢献〜”』


株式会社ボーダレス・ジャパン様

ムービー「音楽家 山中雅博 等身大人形 制作過程」を公開いたしました

本日(2021年2月18日)より二日間にわたって開催される「京都ビジネス交流フェア 2021」において、弊社出典ブースにて公開予定の動画「音楽家 山中雅博 等身大人形 制作過程」を本ホームページ上でも公開する運びとなりました。

京都ビジネス交流フェアとは
B to Bに特化した京都最大級の展示商談会
京都産業21がお勧めする京都府内の「ものづくり/情報関連企業」 146社20団体が一堂に展示
主催:京都府/公益財団法人京都産業21

『公式ウェブサイトへのリンク』

「京都ビジネス交流フェア 2021」に出典いたします

本日(2021年2月18日)より二日間にわたって開催される「京都ビジネス交流フェア 2021」において、弊社特設ブースを出典する運びとなりました。

京都ビジネス交流フェアとは
B to Bに特化した京都最大級の展示商談会
京都産業21がお勧めする京都府内の「ものづくり/情報関連企業」
146社20団体が一堂に展示
主催:京都府/公益財団法人京都産業21

『公式ウェブサイトへのリンク』

2021年に向けホームページをリニューアルいたしました

パンデミックで非常に息苦しい昨今、各分野の事業者様も大変な状況におられるかと存じます。

その環境下においては弊社も同じく、様々な対応に追われかつてない試練の中にあります。

しかし、このような状況下でも来るべき平穏な日々が再び戻ってくると信じています。そしてその決意を込めて
本ホームページをリニューアルすることにいたしました。

弊社CEOによって直接監修され刷新されたサイトデザインや、今まで弊社が関わってきた実績の一部も追加され、また、CEOによるコラムページなども盛り込むことによって、弊社事業をより一層身近に感じていただけるかと存じます。

弊社は今後も「ものづくり」が生み出す力を信じ、皆様に感動を与えることができるよう努めてまいります。

フェス株式会社一同

MOONKERY様

来店されたお客様が印象に残るような大きな大きな輝く月を作ってほしいという依頼がありました。
宇宙船の中のような壁画に包まれています。依頼のあった時期は解体作業が進められており、2階の窓から入る最大の大きさで作ってほしいというものでした。
透明のFRP成型はこれまでも小さいものでは経験がありましたがこの大きさはとにかく圧巻でした。

最初はガラス繊維の重ねる枚数を調整して実際の月のような色合いでマダラ具合を表現してみるのはどうだろうか、とそこからサンプル製作に入りました。徐々に大きさも大きくし、塗装やクレーター表現もいろいろと試行錯誤を繰り返しました。
一番の苦労したところは一体成型をどのようにして行うかでした。既存の球体の型を利用して成型すれば表面はきれいに作ることが出来るのだが半球同士をつなぎ合わせる時にどうしても接合痕が出てしまうというところをどのように克服するか、また実際の月の模様をどうやって表面に反映させるかということでした。
そこで行きついたのがNASAが公開している月のテクスチャーマップでした。
それをスイカ型に分割しバルーンの型紙として使用してもらい月の模様が印刷されたバルーンの球体を作り、その上から透明FRPを成型しました。最後に上部の照明固定用の穴からそのバルーンを抜き出すことでより実際のデータに近い模様やマダラ具合が出来るのではないか仮説を立て、試作用の小さいバルーンを製作してもらいました。
実物はそのデータから作り直しました。塗装も実際の照明を仕込んで出来るだけ薄くむらの無いきれいなものを作ることを心掛けました。
最終はクライアント様ともども弊社に来ていただき目の前で調整し、結果大変満足していただくことが出来ました。

https://www.moonkery.com

大型ドローン

弊社では全長約4mの大型ドローンの開発に携わらせていただきました。
我々は通常、「いかに本物らしく」造るかというところを求められている職業なのですが、今回は本物の機能も求められるものでした。

出来るだけ軽く強く作る必要がありました。理想は人が乗っても大丈夫な機体。4枚のプロペラで持ち上げられる重さが決まり、ボディに穴を沢山開けることで表面積が随分減りました。しかも厚みは0.8ミリで仕上げてほしいというものでした。オートクレーブの設備もない中、EPS(発泡スチロール)メス型でカーボン繊維を使って成型するに至りました。
成型方法もハンドレイアップ法でいかに強度を上げるかという難問にCNF(セルロースナノファイバー)を利用することで解決いたしました。2019年8月5日我孫子にあるNECの施設で200人を超える観客の見守る中無事テスト飛行することが出来ました。

また、その後の展示会などに出展するための運搬プランを考えさせていただきました。トラックからはみ出さないぎりぎりの角度に機体を傾けさせて宙吊りで分解せずに運搬できました。展示会の設営や撤去の作業の短時間化に貢献できたと思います。
初めてのことだらけのこの事業では多くを学ばせていただき、大変ありがたい貴重な経験をさせていただくことが出来ました。
今後も新たな技術にチャレンジして参りたいと思います。

新宿駅地下鉄立体広告

合計7体の立体を制作させていただきました。このシリーズのキャラクターの命ともいえる赤い目を再現するためにLEDを内蔵しています。LEDが切れると大切開手術が必要でしたが展示期間中切れることもなく無事展示を終えることが出来ました。

柱から「にゅるっと」出てきてる表現であったため後ろから一体でゴム成型する事ができました。CGでは細かいパーツまで一個一個作りこみましたが最終的には半分以上の部品が「にゅるっと」した造形の中に埋もれてしまいました。
3Dプリントした原型をシリコン型で型取りする前に成型の事を考えて粘土で埋めてもらった部分が多々あります。
こうゆう実制作の職人の技があることで、CGではできなかった部分、思いつかなかったこと、見えなかった部分を補ってもらっています。着色したゴムで成型された直後の製品にも独特の透明感があってとてもかっこ良く感じました。
素材の持つ力を再認識できた瞬間です。これからは塗装で覆ってしまわない、素材の持つ力を感じられる製品作りも努力して挑戦していきたいと考えています。

tdprint02

米国の3Dプリンタに関するニュースをご紹介します。
カリフォルニア大学バークレー校とローレンスリバモア国立研究所の研究チームが、感光性樹脂を数分で硬化させ、複雑な形状に変換する新しい3Dプリント技術、「Replicator」を開発しました。
記事はこちらです。

回転する感光性樹脂にプロジェクターから光を投影し、液体を個体に変換する3Dプリントシステムで、従来の3Dプリント技術よりも滑らかで複雑なオブジェクトを、驚異的なスピードで一度に生成することができる。
(引用元:米国の研究チームは僅か数分で液体樹脂を任意の形状に変換する3Dプリント技術を開発

ロダンの考える人像の小さなモデルから、カスタマイズされた顎骨モデルまで、このプリント技術を使用して異なる多数のサンプルを作成しており、直径4インチまでのオブジェクトの生成に成功している。
(引用元:米国の研究チームは僅か数分で液体樹脂を任意の形状に変換する3Dプリント技術を開発

この論文の共同執筆者であるBrett Kelly氏は、次のように述べている「この技術は、義肢装具から眼鏡レンズまで、製品の設計および製造方法の常識を変える可能性があります。そして重要なことは、既存のオブジェクトを新しいマテリアルで囲むことができる点です。例えば、研究者たちは樹脂の中にドライバーシャフトを入れてから、Replicatorを使って樹脂ハンドルを製作することに成功しました。」
(引用元:米国の研究チームは僅か数分で液体樹脂を任意の形状に変換する3Dプリント技術を開発

個人用3Dプリンタの普及が始まってから、世界的に技術開発が加速する機運が着実に高まっていますね。
このような全く新しい方法で形を作るという発想が素晴らしいと感じました。
今後、プロジェクターの技術や高機能の樹脂がさらに進化していくと,この方法がこれまでのプリント方法にとって代わるかもしれません。
そうしてプリントされた製品数も増加していくと、さらなる多分野で3Dプリンタ活用の動きが広がり、革新的なサービスが登場することでしょう。 楽しみです。

FES株式会社が提供するサービスも今後さらに進化していきます!

今回の記事の引用元は下記です。


https://idarts.co.jp/3dp/berkeley-researchers-3d-printer-replicator/

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UnrealEngine、Unity等ゲーム開発環境の発展は目を見張るものがあります。どの環境を利用するのかの判断が続けていけるかどうかの明暗を分けるのではないでしょうか、Unityは日本でもたくさんの本が出ていますし、ゆきずまった時のいろんな記事も見つけやすいと聞いていましたが私はUnrialの方がとっつきやすい気がいたします。フリーのアセットもたくさん提供してくれてます。自由自在とまではいかないですが弊社で作った3Dデータをバーチャル空間に配置するとなんだかうれしくなってしまいます。

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3Dで作ったデータをお客様の依頼の大きさにした場合、どれぐらいパースが掛かって、どんな風に見えるのか、どこが良く見えてどこが見えないのか、パソコンで作業をしているとそのことが良くわからなくなってきます。自由に拡大出来て自由に対象物に近づくことが出来るからです。もちろん内側の事構造や内部鉄骨などを透かして見ることも出来るので便利ではあります。ただ便利であるがゆえに変に必要のないところまで作りこんでしまうこともあるのです。
我々のものづくりのなかで、いつも大切にしていることはその製品の見せ場、見所、ここは見てしまうよねってところを見つけてそこに全神経を集中して形作ります。

インタビューが掲載されました

前回の最新情報でもお知らせしましたように、Pixologic/ZBRushの運営するサイト「ZBRUSH CENTRAL JAPAN」において弊社製作の「ターミネーター新宿地下広告」に関する投稿がTOP ROWを受賞いたしました。つきまして、Pixologicのサイトにも「ターミネーター新宿地下広告」についてのインタビューが掲載されました。

以下のリンクからご覧になれます。

Pixologicのサイトへ

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今回は、とても温かい気持ちにしてくれた1冊をご紹介します。

思わず考えちゃう
ヨシタケシンスケ/著
大人も子どもも、それ以外も、「考えすぎちゃう」すべての人へ――。「自由って何?」「子どもに優しくできないよ」「あれは人生の無駄?」「他人のストローの袋が気になる」「明日、すごいやる気を出す方法」等々。絵本作家ヨシタケシンスケの、読むとクスッとしてホッとしてちょっとイラッとする、スケッチ解説エッセイ!新感覚。楽しくて、グッとくるイラスト、100点以上、収録!(引用)

日常の何気ない疑問や気づきは、意識しておかないと忘れてしまいます。
とても良い閃きや考えをあとで思い出そうとしても、その時のリアルな感覚は中々取り戻せないので書き留めておくことは大切だなと思いました。本書を読み、人間は目的や目標に向かえることが幸せなのかも、と考えさせられました。
また、作者の視点、物事に対する姿勢、楽しみ方が素晴らしくたくさんの人に是非読んでみてほしい本です。絵もいいんですよ。

今回の記事の引用元は下記です。


https://www.shinchosha.co.jp/book/352451/

Zbrush Central Japanにおいて弊社の作品がTOP ROWとして公開されました

ZBRUSHが運営するコミュニティサイト「ZBRUSH CENTRAL JAPAN」にて、弊社製作の「ターミネーター新宿地下広告」の画像やCGなどを公開いたしましたが、同記事がサイト内TOP ROWとして選ばれました。

以下のリンクからご覧になれます。

ZBRUSH CENTRALへのリンク

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宗教について知見を深めたいと思いたまたま手に取った本です。
本書は、難しい内容ですが著者の豊富な経験と著述力により非常に読み易く、巻末の文献紹介や解説もとても有益でしたのでご紹介します。

岩波新書 ユダヤ人とユダヤ教 著者 市川 裕 著
この本の内容:啓典の民,離散の民,交易の民,さまざまな呼び名をもつユダヤの人びと、苦難の歩みのなか、深遠な精神文化を育む一方、世を渡る現実的な悟性を磨いてきた。歴史をたどりながら、その信仰、学問、社会、文化を知る。(引用)

様々な側面からユダヤ教について綴られていて、興味深い内容ばかりでした。
ユダヤ人の奥深さや困難さを少し理解することができたと思います。
自分たちの弱さを理解することによって自分たちの立ち位置を把握しようとする民族なのだということが分り、私たちがユダヤ人から学ぶべきことは非常に多くあると教えられました。
もう少し掘り下げたい部分もありましたし、イスラム教やキリスト教についても包括的に知りたいと思いましたので、他の書籍なども探してみようと思います。

今回の記事の引用元は下記です。


https://www.iwanami.co.jp/book/b431812.html

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宗教について知見を深めたいと思いたまたま手に取った本です。
最近読んだ本の中で衝撃をうけた1冊をご紹介します。

日本が売られる
堤 未果 / 著
水と安全はタダ同然、医療と介護は世界トップ。そんな日本に今、とんでもない魔の手が伸びているのを知っているだろうか?法律が次々と変えられ、米国や中国、EUなどのハゲタカどもが、我々の資産を買いあさっている。水や米、海や森や農地、国民皆保険に公教育に食の安全に個人情報など、日本が誇る貴重な資産に値札がつけられ、叩き売りされているのだ。
マスコミが報道しない衝撃の舞台裏と反撃の戦略を、気鋭の国際ジャーナリストが、緻密な現場取材と膨大な資料をもとに暴き出す!(引用)

本書は、次々に商品化されて市場に晒されている「日本の資産」の現状が伝えられています。
今回取り上げられている主なものは、水道、種子、食の選択肢、農地、漁業、労働力、学校、医療です。
読めば読むほどに何とも言えない暗澹たる気持ちになりますが、それが今の日本の現状です。
「知らなかった」ではなく、私たちは日々意識を高くもって、きちんと政治にもアンテナを張っておかなくては、いけないと感じました。読みやすいので、是非手に取って読んでいただきたい一冊です。

今回の記事の引用元は下記です。


https://www.gentosha.co.jp/book/b11958.html

「SECURITY ACTION」一つ星を宣言しました

FES株式会社は「IPA(独立行政法人情報処理推進機構)」による「SECURITY ACTION」に賛同し一つ星をを自己宣言いたしました。

「SECURITY ACTION」は中小企業自らが、情報セキュリティ対策に取組むことを自己宣言する制度です。安全・安心なIT社会を実現するために創設されました。

今後も今まで以上に情報セキュリティの対策・強化に努めてまいります。

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FRP(ガラス繊維強化樹脂)成形の機械化、まだまだ小さいものですが、印象深く残っているニューストピックスをご紹介します。

“ファイバーパッチプレースメント(FPP)を専門とするドイツ企業のCevotecは、同社のコンポジット3D印刷技術を北米に導入することを発表しました。この拡大は、ニュージャージーに拠点を置くコンポジット部品メーカーのComposite Automation、LLCとのコラボレーションによって実現されます。
CevotecのFPP技術は、「幾何学的に複雑な繊維複合材料の自動製造」を可能にする特殊な積層造形技術です。わずかに簡単に言えば、ミュンヘンを拠点とする同社の技術は小さな炭素繊維パッチを特定の寸法で表面に「印刷」します。余分な強度のためにコンポーネントに追加することができる薄くて柔軟な炭素繊維層。
「3D印刷と同様に、コンポーネントは追加的、柔軟、そして完全に自動化されたファイバーパッチから生成されます」と同社は言います。
コンポーネント内の応力に応じて各パッチを個別に方向付けることで、剛性や強度などの機械的特性が大幅に向上します。したがって、パッチベースの繊維構造により、製品の重量を大幅に減らすことができ、同時に実際にあなたが望む機械的特性を高めることができます。」”(引用)

この3次元形状にカーボン繊維を貼り付けることを自動化した技術は、現在主流であるハンドレイアップに代わる取り組みです。
一貫した自動化をトータルにやっているという点が素晴らしいです。
ただ、弊社にご尽力いただいている職人さんや頑張ってくれているハンドレイアップ(手でガラス繊維を積層する方法)のスタッフを脅かす技術でもあります。
実際私もこの業界に入って10年ほどはすべての原型を自ら包丁や熱線の弓で削り出しておりました。そして約10年前に転機が訪れ3DプリンタやCNCを使った原型作りにシフトしてまいりました。
現在とあるプロジェクトの開発に携わらせていただきCFRP(炭素繊維強化プラスチック)のハンドレイアップ技術導入のための実験、検証を行っております。
それらのことを踏まえたうえで今後の未来のさらなる可能性の一端を感じた記事でした。

今回の記事の引用元は下記です。


http://www.3ders.org/articles/20180311-cevotec-to-bring-carbon-fiber-patch-additive-manufacturing-to-north-america.html

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個人的に嬉しかった最近のニュース「コロンビア大学の研究者が3Dプリント技術を用いて人間の毛髪を生成する方法を確立」をご紹介したいと思います。

コロンビア大学アーヴィングメディカルセンター(Columbia University Irving Medical Center 以下 CUMC)の研究チームは、人間の皮膚への移植を必要とせず、3Dプリンティング技術を使用して人工的に人間の毛髪を成長させる禿頭症治療法を世界で初めて確立させた。
研究チームは、3D CADソフトウェア「Solidworks」を使用して直径0.5mm×長さ4mmの微細な突起を複数持つプラスチック型を、StrataysのPolyjet方式3Dプリンタ「Objet 24」使用して作成。この3Dプリント型とそれを納める容器は、毛嚢を成長させるためのより自然な微小環境を作り出し、それらの周囲で細胞が成長するよう設計されている。ケラチンを生成する細胞と共に人間の毛包細胞が型に沈着すると、細胞に毛髪の成長を刺激する成分を注入。その後約3週間で人間の毛包が現れ毛髪を作り始める。(引用)

これは、まず3Dプリンタを使用して、幅わずか0.5ミリメートルの細長いプラスチック製の型を作成します。カビの周りで成長するように設計されたヒトの皮膚を毛包細胞の深い部分に入れて、ケラチンを生成する細胞で覆い、3週間後に人間の毛包が現れて毛髪を作り始めたという報告です。これまで難しかった「薄い突起を作成する技術」が、3Dプリンティング技術の革新により実現したことで、研究が促進されたそうです。
先ほど個人的に嬉しかったニュースということでお伝えしましたが、実は私、つるつるではないのですがザビエル型に薄毛なんです(笑)
「自分が薄毛なのは仕方ないな」と思えるほどに、若い時にかなり髪や頭皮に負担をかけてしまったので、自分の頭皮のことは諦めていましたが、こういった記事を目にすると夢があるなと思いますね!
同じ悩みの方は多いと思いますが、今後多くの方の悩みを解決できるかもしれない技術に、当社と関わりのある3D プリンタが寄与していることもまた嬉しく思います。

今回の記事の引用元は下記です。


https://idarts.co.jp/3dp/cumc-baldness-treatment/

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米国パデュー大学の研究チームが、3Dプリンタを使用してソフトロボットを効率的に設計および製造することを可能にする新しい設計プロセスを開発したというものでした。

世界的に深刻化する高齢化社会。60歳以上の高齢者の数は、2050年までに現在の2倍以上になると予想されており、高齢者の数は世界中のすべての若年層を上回る数へと急速に増え続けている。これにより、病院や介護施設だけでなく、個人の家庭でも、24時間介護の必要性が高まっている。圧倒的に不足することが予想される介護士の仕事をサポートまたは完全介護に対応できる介護(介助)ロボットの必要性が世界的に高まっている。
このような課題に対応するためパデュー大学の研究チームは、様々な用途に対応可能なソフトロボットの設計、製造、制御のための3Dプリントプロセスを開発している。
(引用元:3DP id.arts|米国研究チームは3Dプリンタでソフトロボットを効率的に製造するための新しい設計方法を開発

少子高齢化が進む中で、ロボットの導入は以前からの長期的な課題になっていますよね。
実現することは容易なことではありませんが、実現すれば人に優しい社会に少しでも近づけるものになるのではないでしょうか。
その中で3Dプリントの技術が応用され始めていることは、この職に身を置くものとして大変嬉しいことですし、協力したいと思います。

同研究チームの開発する設計プロセスは、以下の3つのステップから構成されている。初めに、ユーザーがコンピューター支援によるプログラムからソフトロボットの形をした設計ファイルを作成する。次に、ソフトロボットのCADファイルに対し、様々な関節がどの方向に動くかを設定。任意の形状と動きが設定されたファイルは最後に、独自のアルゴリズムによって3Dプリント可能なファイル「3D Architected Soft Mmachine (ASM)」へと変換される。
生成されたASMは、Voronoi tessellationと3Dプリント技術を使用して造形され、ソフトウェア上から指定された動きを再現することができる。
(引用元:3DP id.arts|米国研究チームは3Dプリンタでソフトロボットを効率的に製造するための新しい設計方法を開発

この大学の記事ではソフト開発について重点的に説明されていましたが、製品に使われている900%以上伸びる樹脂の開発も注目すべき点です。
3Dプリンタが世界の大きな課題解決の一助となる日はすぐ近くだと思います。
先日弊社にも大型のものが一度に出力できる3Dプリンターが届き、現在出力調整中です。

世界に負けない力を発揮できるように、FES株式会社も日々邁進していきます!

今回の記事の引用元は下記です。


https://www.purdue.edu/newsroom/releases/2019/Q2/robots-created-with-3d-printers-could-be-caring-for-those-in-golden-years.html